国王のお店。

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道が続くだけ歩いてしまうわたしです。

先日、かなりの遠距離を歩いてみよう!
と思い立ち、知らない道を勘を頼りにずんずんと歩いてみました。

4時間ほど歩き続け、「もう疲れてきた…」という頃に。
「あれ?」
金物屋さんのようなお店を発見。
奥のほうでは男の人が商談中。

「入っても…いいですか?」
「どうぞどうぞ。見ていってください」。


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いきなりのバスタブ
その後ろには、なぜかロンドンの道路標示…!
ブリット・ポップやらイギリス映画にはまって、ロンドンのアビー・ロードでビートルズごっこした「あの頃」を思い出さずにはいられません☆
(アビー・ロードでは1人でしたが…)


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そしてアイリッシュ・パブで働いたことのある身としては、たまらないパブ・グッズ
くびれたグラスが有名なギネスのそれですが、ヴィンテージだとこんなタンブラー。


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この「磨きおじさん」シリーズも、こんなに種類があるとは知らなかった。


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はこんなで。


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はもちろん。


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にも。


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天井にも。


 


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そんなふうに、静かに興奮していると…
「おじょうさん、お茶はいかがですか」
振り返ると、さっきのおじさん。
英国軍が戦地で使うという、琺瑯のやかんとマグでラズベリーとジンセン(人参)のお茶をいただきました。


「毒出し、毒出し!これで女子力あげて帰りな!」って。

「このやかん、なんで把手がもう一個ついてるの?」
「単純に思いからでしょ。4リットルぐらい入るからねー」
と、素朴な疑問にも答えてくださる。
まわりの人は、お友だちだと思っていたらお客さまだそうで…。


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話の流れで、ポラロイドのことを話したところ。
「じゃあ、岡尾美代子さんって知ってる?」
おおー!もちろんです!美代ちゃんのフリマにも行きましたよ!
そしたら…
「これ見てみー」


ハイと渡されたそれは、某雑誌。
美代ちゃんがポラロイドで雑貨を撮るという連載です。


このお店に美代ちゃんが!
(良いお皿があったら買いたい、とお話ししたら、「前はあったんだけど、岡尾さんとこのスタイリストが買ってってくれて、今はないんだよね」とのこと☆)


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そう、ここで目を引くのは、キッチンツール
1930年代のものから現在ものまで、本当にさまざま。

実はわたし、インテリア選びには「風水」を参考にすることがあるのですが、「おたまやフライ返しはプラスチック製のものではなく、持ち手が木で先が金属のものを」と読んだことがあります。
以来ずっと探していたのですが、ひっかける穴が開いていなかったり、使いにくそうだったり…で、半分あきらめていました。

でも!
あったのです。ここに。
たぶん1960年代ぐらいのものかなと思います。
もうこれは運命だと思って、翌日吟味して家に連れて帰りました☆


何気なく歩いてみた、知らない道に、こんな夢のような場所。
これがほんとの「ちい散歩」…?
みなさんも、天気が良い日にはふらりと散歩してみては☆

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。


追記1:
現金払いだとクレジットカード会社に払うぶんの4%を、何かと交換できるとのこと。
このお店は20円のものもあったりします。
わたしは超がつくほどレアな、見たこともないかたちの木の洗濯バサミと交換しました。


追記2:
ちなみに、2回目にお邪魔したときは「おじょうさん」ではなく「女王陛下にお茶を」
わたしも「おじさん」ではなく、「国王」と呼ぶことにします :-D



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