Polaroid film Forever

ちょっと長いおはなしです。
お茶片手に読んでいただければ…と思います。



私は日頃デジタルカメラを使用するのと同じくらい、アナログ、特にポラロイドカメラを愛用しています。


これを読んでいる方も、撮ったり撮られたりしたことがあるかもしれません。


そのフィルムが、今夏をもって製造中止になります。フィルムさえあればきちんと写真を撮ることができるのに、なくなってしまったらポラロイドカメラはただの箱になってしまいます。



なぜ生産をやめるのか…それは「デジタルの波に押されて」。実際には、ポラロイド写真の使用場面の9割は警察と医療関係です。そのどちらもがデジタルに移行し、採算がとれなくなったのです。



でも、すべてのものが、デジタルでなければいけないなんて、おかしい。
私はそう思うのです。



デジタル。コンピュータ。これらの技術のおかげで、私たちの生活は便利になり、物質的にも豊かになりました。でも、心のほうはどうでしょうか。技術が進歩して、人と人とのつながりやコミュニケーションは本当にうまくできているでしょうか。

いつも疑問です。なぜもっとみんな楽に生きられないのかと。実は私がポラロイドを愛する理由もそこにあります。同い年のカメラが欲しかったのです。ともに、気ままに歩んで行けるような気がしたので。


私自身、フリーランスで仕事をやっているので、経済的なこと、採算のこと、理解できます。でも、カメラって「思い出製造機」だと思うんです。とくにポラロイドはきれいだな、撮りたいな、と思った瞬間の、その「気持ち」を切り取ってくれます。そ
の場でプレゼントして、写真と一緒に気持ちを贈ることもできます。こんなに素敵なものが、簡単に消されてはいけないんじゃないかと。


とにかく、「カメラ本体の工業的デザインの秀逸さ」「ゆっくりと待つ良さ」「何がどう写るのかわからないドキドキ」、発明されたいきさつ…開発者実娘の
「パパ、なぜ写真は撮ってすぐ見られないの?」という問いから生まれたという愛すべきエピソード…それらがすべてつまっているのが、ポラロイドなんです。



ファンの間では、「やめないで」という思いから署名を始めた人が多くいます。

私もその1人でした。しかし、ただそれだけでは何の解決にもなりません。

ポラロイドフィルムが生き残るためには、もっと具体的な打開策が必要なのです。



それは、

��)唯一残っている600フィルムを製造しているオランダ工場の売却を日本ポラロイドさんに要望

��)現在唯一買収に興味を持ってくれるのではないかと思われる(株)DNPフォトマーケティングさんに、600フィルム代替品製造を視野に入れた工場買収を要望

という、2つの署名活動です。



これには、次のような経緯があります。



まず、インスタントフィルム事業で名高い富士フィルムさんは、競合商品のフォトラマ&インスタックスのフィルムを作り続けるとおっしゃっています。(チェキなどのフィルムがこれです)しかも富士さんのフィルムとポラロイドのフィルムは現像方式が違います。つまり、富士さんに頼むとなると、方式の異なるインスタントフィルムの工場をもうひとつ用意する必要があるわけです。デジタル全盛の現在、新たにフィルム工場の買収や、新しい工場の建設などは、将来的にも費用対効果の面で、マイナスなのです。

そういう理由で富士フィルムさんには断られてしまいました。

インスタントフィルム→ポラロイドと富士→じゃあ、富士フィルムさんに作ってもらおう!という考えは、あまりに消費者目線、そして短絡的過ぎるのです。

けれどもこのフィルム業界の逆境のなかで、DNPさんはコニカミノルタさんからフィルム写真事業引き継いでくれています。

フィルム工場こそ持っていませんが、親会社は大日本印刷さん。連絡をしたところ、工場を買収してくれる可能性はゼロではないようなので、こちらにお願いをすることになりました。



もしお友だちなどで、ご興味のありそうな方がいらしたら、是非この話をなさってください。ポラロイドカメラが好き、興味がある、または持っている
けど、このニュースを知らなかったという方が多く、また「誰かがなんとかしてくれるのでは」、「どうなっちゃうの?」で留まっていらっしゃる方も多いようです。そしてご賛同いただけるようでしたら、「ポラロイドフィルムForever」サイトからご署名くださいますよう、お願い申し上げます。

この活動は7月で締め切ります


*用紙はポラロイド社提出用と、DNP提
出用、2種類ございますので、両方にお願いいたします。お店や企業、団体、個人の方で、関連イベントやワークショップ開催にご興味のある方も、ご連絡をお待ち申し上げます。



��海外やmixiなどではオンライン上のワンクリック署名がさかんですが、私どものほうは企業に提出するため自筆署名式をとっています。(もし自分自身が
受け取る側になったら、直筆のほうが心がこもっていて、重みが違うであろうこと。また、ネット署名は個人情報漏洩の可能性があるため、という2重の判断でございます)そのため大変お手間をとらせてしまい恐縮ですが、サイト
から書類をプリントアウトしていただくことになります。プリンターがないなど、ご相談いただければ私からご送付しますので、送付先をご連絡下さい。



��疑問に思われることなどありましたら、どんなことでもお尋ねください。

��こちらにいただくメールは深夜・早朝しかチェックできないため、お返事が遅くなったり、ケータイからになることがあります。)



押し付けがましいメールになってしまったことお許しください。

最後まで読んでくださって、本当にどうもありがとうございました。


水玉日和、始まってます

ごぶさたしています。



    Dscf5266





「プレゼントのろうそく」
特大、大、小(背が高いのと低いの)で計6つ作りました。だいたいいつも「プレゼントに…」と買ってくださる方が多いので、それならろうそくをプレゼント仕立てにしちゃおう、と。


青はチョコレート、ピンクはブラックチェリー、緑はキーライム、オレンジはジューシィピーチの香り。  


Dscf5278 


Dscf5276


Dscf5282


こちらは大きなもの2つ。かなり重たいです。
水玉の色も2色混合で、楽しんで作れました。
Dscf5271


Dscf5272


「オーナメントのろうそく」
以前、いろいろなモチーフでよく作っていたものの「水玉日和」バージョン。
今までのにはまるのモチーフがなかったのです。
4種類作りました。
ちょうちょには…、と考えぬいた結果、ばらの香りをつけることにしました。  


Dscf5292



「水玉日和」

3種類作りました。
青系はペパーミントキャンディ、緑系はマスクメロン、赤系はクランベリーの香り。


Dscf5284


子鹿「トモヒロ」がついています(笑)
今回いろいろ作ったなかで、実はこれがいちばん作るの大変でした…。


Dscf5285


ボタンみたい。穴に、付属の芯を通すと、キャンドルになります。色の組み合わせを変えて楽しんでください。


Dscf5286


ほかに、「花と蝶々」も3つ。


明日から、お店のネット通販も始まります。


全部で15点。同じパターンのものがないので、楽しんで見ていただけたらいいな。


Special thanks to zakkaya tulip-hat.





Powered by Blogger.
Back to Top