サンセットひとりじめ

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大好きな公園は、引越しの決め手にもなったところ。



今日はビールと椅子、おつまみの代わりに読みかけの本。



ある一節が気になった。






自信がなくなってしまったときは、
誰かを好きになったときの気持ちを思い出すといい。
そんなときは寝ても覚めてもその人のことを考え、
その人の恋人になるためだったらなんだって努力するだろう。
一生懸命に自分を伝えるだろう。
結果がどうあれ悔いのないようにね。
そんな気持ちを、仕事や自分がやり遂げたいことに向ければ
成功しないわけがない。
だから、一度でも恋愛をしたことがあれば、
それだけで大きな自信を持っていいんだ。
少なからず、誰かが一度でも
自分を必要としてくれたということだからね。

…人を好きになることは素晴らしい。
それが片思いであろうとも、
自分の生活にささやかな力がこもるのです。
自分を見てもらいたい、
自分の何かを伝えたい。
そう思う心ほど美しいものはないのです…

『くちぶえサンドイッチ』松浦弥太郎より





その拍子にビールを倒したら、
言葉とともに地面に吸い込まれていったよ。 しゅわしゅわと。
思わず泣きそうになってしまった。
それでもなんだか気分良かった。
かぶっていた帽子のつばに夕日が映って、
風は心地良くて、眠ってしまいたかった。



そんなわけで、最高の贅沢をしました。





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