猫の日に。

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古着がすきです。


いいお店は、けっこう知っているほうかと思います。


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人より小柄なわたしは、合う服がなかなかありません。
でもあるとき、70年代の日本製のワンピースなんかが意外にぴったりだとわかって(当時の女性はやっぱり小さかったんですね)その頃から、ヴィンテージの魅力に取りつかれたように思います。

それからはアクセサリーなども集めだしました。
昔のデザインのほうが面白いのが多かったり、どこの誰が使ったのかなと、思いめぐらせるのも楽しいです。


そんなわたしの、お気に入りのお店がこのたび閉店するとわかって、残念でなりません。


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原宿と渋谷をつなぐ、うねうねとした一本道。
高校生のころ、ちょっと「背伸び」しながらも、気ままに歩いた散歩道。
当時は雰囲気もちょうど表参道と渋谷の中間ぐらいの、手の届くお店が多かったのです。


そう、場所は「キャットストリート」
ここに、その名の語源ともなった、猫ちゃんのいるヴィンテージショップがあります。
かつては5匹の猫ちゃんがお店番(?)をしていて、今でもフィッティングルームにはその猫ちゃんたちの写真があります。

だけど、久しぶりに行ったら「閉店セール」の文字。
思い切ってお店のかたに聞けば、不況には勝てなくて…と。

この地で16年間も続いたお店。
昔ここで見つけたワンピースは、わたしの旅の定番の1着になっています。


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「どうしても新しいお店ばかりが増えてしまって。最近の若い人はH&MやFOREVER 21なんかにばかり目を向けてしまっているからね…」。
もっと古いものの良さをみんなに知ってもらいたかったけど、と、お店のかたがおっしゃっていました。


以前撮ったこの猫ちゃんもいなかったので、聞いてみると「別のスタッフが家に連れて帰って、飼っていますよ」とのこと。
人間で言うなら100歳以上だそうです。

このお店は、今でもキャットストリートを歩く理由になっていたけれど、もしかしたらもう来ないかもしれません。
それぐらいわたしにとっては、大きな存在、本当に大すきなお店でした。


あのワンピース、これからも大事に着ようと思います。

閉店は3月下旬とのことなので、もう一度足を運んでみよう。



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