土佐日記 番外編。

IMGP5516IMGP5518


赤い実、青い実。
あんずと梅。


IMGP5517
IMGP5519


どちらもシロップに。
これで夏バテ知らず
あんずは、少し多かったので、お酒を作っています。
毎日おちょこ1杯のあんず酒が、冬の冷えに良いそうなので。
どちらも、焼き菓子の生地に入れたり、ムースのソースにしたりしてもおいしいです。
あ!かき氷のシロップに使ったら最高だろうな ♪

おっきな生姜も、蜂蜜漬けにしました。
さすがに多いので、すこし、醤油漬けに。
生姜のほかに、焼いたにんにくをお皿の底でグリっとつぶしたもの、唐辛子、山椒などを放り込んでおくと、風味のあるお醤油ベースの調味料に変わります。

夏の料理が楽しみになってきました。



土佐日記。(6)

DSCF2301


長々続けてしまった「土佐日記」
日曜市、後半です。


DSCF2302


はじっこのほうは、金物屋さんや、こんな骨董のお店が連なります。
暑くて、お人形さんたちもすっぽんぽんにされています。


DSCF2303
DSCF2304


そこで見つけた、市場のお宝!
山ほどの、珊瑚のジュエリーパーツ

お花は少しずつデザインが違う。
蟹なんて、本当に珍しい☆
色の濃淡も素敵。

いつだって、思いがけないものに出会える。
これだから、市場めぐりはやめられません。


DSCF2306
DSCF2305


これ、何の実かわかるかな…。

最近はもう見なくなってしまった、ぐみの実
小学校の帰り道、よく見つけては食べて帰っていました :-)

ほかのお客さんがたも「おー、ぐみだ、ぐみだ。」と言って、珍しがっていました☆

そんなふうに、ノスタルジックな気分に浸っていると…。


DSCF2309


どこかで見た、たけのこのディスプレイ!
…と思ったら、前日の土曜市で出会った、梅干し学園の理事長さんでした。

なんでも、土曜市はここ、日曜市が出発点だそうなのです。
そしてこの理事長さん(またの名を、もんぺネコさん)こそが、立ち上げに一役買われたのだと後から知りました。
記念写真を撮らせていただき、すっかり仲良くなりました。
「またねー。写真、送ります!」
「ありがとう。ブログも見てねー。」

そのあとも、市場をぶらぶら。


DSCF2307


ちょっと欲しかった、くじらのナイフ


DSCF2312
DSCF2324


高知の生姜は、とにかく大きい
(これで300円しないのです)
形もなんだか、珊瑚のよう。


DSCF2313


そう、市場って、美しいのですよ。
それに、その土地の暮らしも、ちょっぴりだけど、わかる。


DSCF2308


恋しかった「冷やしあめ」を飲みながら、そんなことを思うのでした。


DSCF2328
DSCF2332


これからも、武士の血をたぎらせて頑張ります☆



土佐日記。(5)

DSCF2285


高知の旅、2日目です。
パンはやっぱり「帽子パン」
きっと高知のどこのパン屋さんにもある、県民による県民のためのパン。

早めに起きたら、日曜市へ


DSCF2286


日本一日照時間が長いと言われる高知県。
そのおかげで、毎日のように、市(いち)が立ちます。
「日曜市」は食品を中心に、日用品が揃う日本最大級の露天市

まずはお茶を売っている、うちの遠縁のおばさんらに会いに行きました。


DSCF2288
DSCF2291
DSCF2290


いろんなお茶がいっぱい!

わたしは今でこそ東京に籍を移しましたが、昔は高知県の窪川というとこにあったのです。
その地名がついたお茶。
お茶というと静岡が有名ですが、高知も温暖で霧が立つので、いいお茶ができるんだそう。


DSCF2287


おみやげにいくつかいただいてしまった。
おじさん、おばさん、ありがとう!


DSCF2294


ここの漬け物屋さんのあれこれ、本当においしそうだったなあ…。
次回!(←また行く気 :-D )


DSCF2298
DSCF2297


こちらは銅の道具屋さん
職人さん(というかおんちゃん)が、あれこれを自分の手で作っている。

美しい佇まいの如雨露。
こういう仕事には本当に惚れぼれ。
しばらく動けなくなりました。


DSCF2299
DSCF2300


こんなかわいらしい山野草を売っているところもあれば、カーネーションなんかの切り花のお店もありました。
お供えの花、しきみ(関東でいう「お榊」のことです)なんかも。
植物だけでも本当にいろんな種類があるのです。


DSCF2295


じゃがいものとなりには、つがいのカブトムシ
(もちろん愛玩用ですが)
久しぶりに見ました!
なんだか懐かしい。
小学生のころは、近所の森で取ったけど…。


DSCF2296


こちらはヤドカリ屋さん
たらい4つにぎっしり入って、みんな元気よく(?)ぎっちぎっち…とお互いぶつかり合いながらうごめいています。
1匹が枝を登って挨拶しに来てくれました。

とにかくこんなにたくさんのヤドカリを一度に見たのは初めて!


DSCF2293


まだまだ続くよ!



『にちよういち』西村繁男作
ただの絵本と侮るなかれ☆
高知の日曜市を俯瞰(ふかん)で緻密に描いています。
会話もちゃあんと土佐弁で書いてあり、巻末には標準語訳が載っています。
すぐには行けない!というかたは、この本で疑似体験を。
(クリックでamazonのサイトにとびます)



土佐日記。(4)

DSCF2276


土曜市(池公園のオーガニックマーケット)をあとにして、駅周辺をぶらっと。

DSCF2269 DSCF2275


南国土佐の名産、珊瑚(さんご)のジュエリー
これ、ちょっとかわいいでしょ。


DSCF2277


おすすめは、「土佐茶カフェ」


DSCF2278
DSCF2279


海の幸、山の幸。
名物のかつおのたたきも、もちろんついています。
栄養バランスもさることながら、ボリューム満点。


DSCF2280


150円には見えないよね…☆


DSCF2267
DSCF2268


アーケードで、猫の鳴き声がすると思ったら。
あれまぁ。
チビっちゃいのが、あたらしいお母さんを求めていました。

大きくおなりー。


…懲りずに土佐日記。(5)へ続きます。



世界のあちこちから。

IMGP5528


作業の休憩時間に、偶然見つけたお店

お店というか、スペース、でしたが…。
わたしの頭のアンテナが、ぐぃいーん!と伸びた感じがしました。

ドイツ、ロシア、エストニア。
お邪魔したことのない、パキスタン。
そしてアフリカ。

世界のあちこちの「かおり」
それを感じました。


IMGP5529


世界の布で、バッグを作っているお姉さん。
この2点は、ドイツの穀物袋を「アップサイクル」
こういうのを肩にかけて、知らない国の市場を歩きたいな。


IMGP5524


興奮したのは、お店の右側のコーナー。
部屋に置きたいようなものばかり。


IMGP5526


北欧ファンにはおなじみの、かごがいっぱい。


IMGP5525


ロシアの古いバッジ。
(下の段にはコレクションしている缶バッジも!)


IMGP5523
IMGP5527


このロシア製ポストカードのセレクション!

こういった、海外の雑貨を扱うお店、ネットの世界に増えてきました。
でも実店舗となるとなかなか難しい。
実物を手に取れる機会は、そうそうありません。
それも、良いセレクト、善い(良心的な)お値段、好い人柄のスタッフさん…と三拍子揃うお店は、本当に少ない気がします。


店長さんの口からこぼれた、「わたし、中国すきなんですよ」の一言。
もう勝手に、昔なじみのような気がしてしまったのでした。


代々木上原駅から30秒、hacoギャラリーにて、明日まで!


*この感動を一人でも多くのかたにお伝えしたく、「土佐日記」お休みしました。



土佐日記。(3)

DSCF2244
DSCF2241


…前回、前々回を読んでくださったかた、ありがとうございます。
土佐日記、3回目となりました。
でもまだ初日半分も進んでいません☆

そんなこんなでまだまだ続くよ、池公園の土曜市、本当に楽しいのです。
コーヒー屋さんで、コンニチワン。


DSCF2236


こちらは、キッシュやケーキ、ティラミスのお店。
おいしそうでつい、パチリ☆


DSCF2243


このすばらしく素敵なカモミールを売っていたのは、お茶のお店。
カモミールだけでなく、スギナやヨモギなど、野草の茶葉を売っていました。
ふだんはコーヒー党なのに、旅に出ると、なぜかお茶を買ってしまう。
もしかしたら家でいただくそのお茶が旅の記憶を呼び覚ましてくれるのを、体が欲しているのかもしれないな。


DSCF2256


さて、こちらで…
「宝もの」に出会ってしまいました!


DSCF2255
DSCF2254


この黄金色!
知っている人は、知っているはず。
わたしが蜂蜜コレクターだということを…。
(熊か!)

国内も海外も、あちこち市場には行きますが、行ったら必ず探します。
なんでこんなに蜂蜜がすきなのか自分でもわかりませんが…。
やっぱり前世あたり熊だったのかもしれません。

こちらで見つけたのは、百花蜜と、みかん蜜。
とうぜん、みかん蜜のほうが珍しいので、こちらをひと瓶。
高知は生姜の名産地…。
これで生姜漬けを作ったらすばらしいだろうなあ、とすでに心はホクホクです。


DSCF2253
DSCF2252


前に聞いたことがある。
1匹のミツバチが一生をかけて集めた花粉から作られる蜜は、小さじ1杯にすぎない、って。
だから、ほんのすこしの蜜も、わたしは無駄にできない。

「最近は蜂が減ってしまったと聞きましたよ」と尋ねると…。
「どうかな。洋蜂のことはよくわからないけど、うちの蜂はちゃあんと集めてきてくれるよ」と頼もしいお返事。
その土地のことは、その土地のひとに聞く。
わからないことは、すぐに聞く。
これが旅を楽しむコツ。
(旅人の知恵、その2)


DSCF2259
DSCF2260


そろそろみんな、お昼ごはんかな?
おむすびや、ごはんマフィンがどんどん売れて行きます。
わたしもちょっとお腹がすいてきた…。
とにかく、どれもこれもおいしそうです!


DSCF2258


そんな折、目に留まったのはこちら。
海の色みたいな、琺瑯の瓶に「寒天黒みつ」の文字。
「室戸の天草使ってます!!」
室戸は、高知県の先っちょの名岬。
海洋深層水などでも知られています。
これはいただきたい!というわけで…


DSCF2261


ハイ!
超豪華、白玉+あんこのトッピング
室戸寒天はむにゅむにゅの舌触りでおいしい ♥
日射しの強さに負けそうでしたが、甘味でパワー充電です。


DSCF2234


絵本屋さんでちょこっとひと休みして。


DSCF2262


最後に「梅干し学園」のお店で、紫蘇揉みの実演の終わった梅にあいさつして。
さあ、そろそろ戻ろう!と思ったら、「お買い物券使った?」
梅干し学園の理事長さん、ご親切にもそんな一言。


DSCF2263


…そうなのです。
こちらの市場、訪れただけ*で300円のお買い物券をくれるのです。
もうバスの時間まで10分ぐらい。その次のバスは1時間後。
親切な理事長さんへのお礼も兼ねて、こちらのお店で「梅酢」を購入。
650円でしたが、350円にしていただきました。
理事長さん、ありがとう☆
売り上げがそのまま、東北への寄付金になるという、出店者のエッセイ集も買いました。

バスの時間ぎりぎりまで楽しんだ土曜市。
名残惜しんでこの場をあとにしました。
…翌日のミラクルなんて、予想だにせず。


*(My遊バスという旅行者向けバスで来たかた限定のサービスです)



Powered by Blogger.
Back to Top