あの日から、今日でもう2か月。
そのあいだの日々、1分1秒でさえも、できることなら忘れたくない。
でも、そんなとはできないし、忘れたいという思いも実際あるのです。
これが夢ならどんなにいいか。
気がついたら、いつもお風呂に入るときは、ろうそくの灯りだけにしていた。
最後にたくさんのろうそくに灯された炎を吹き消すときの思いは、誕生日に、お願いごとを秘めながら行う儀式のそれとおんなじだったりする。
そう、ここのところ、毎日、毎晩、お願いごとをしている。
それは自分のことだったり、かけがえのないあの人のことだったり・・
はたまた、まだ見も知らぬ人のこれからのことだったりもする。
1日、1日、ただ過ぎていくだけにはしたくない。
かたちにならない思いを秘めて、灯しては消して。
3か月後、半年後、そして1年したら、わたしたちはどうなっているだろう。
そんなことを考えながら、今日も明日も、火を灯しては、願いを込めて、吹き消しています・・。
明日が、あなたにとって、・・・・ように・・。
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